こんにちは、りんごです。
今日はデンマークの介護の資格について書きたいと思います。
デンマークの介護資格は、SOSUヘルパーとSOSUアシスタントです。
SOSUアシスタントについては前回書いたので、今回はSOSUヘルパーについて書きたいと思います。
SOSUヘルパーとは?
デンマーク語では、Social- og sundhedshjælperと言います。直訳すると社会と福祉ヘルパーです。
仕事内容は、高齢者の自宅もしくは施設で、高齢者に対し個人的・実際的援助をすることです。
具体的に個人的援助とは、着替えや排泄介助、食事援助など、高齢者個人に必要な援助を指し、実際的援助とは掃除や洗濯、買い物など、日々の生活の中で必要な援助を指します。
医療行為はできません。
仕事内容は日本のヘルパーと同じような感じでしょうか?
どうやってなるの?
SOSUヘルパーになるには、SOSUヘルパーの学校に行きます。
学校の期間は基礎コースを入れて、最大1年7カ月です。SOSUアシスタントと同様に学歴や職歴、年齢によって期間はかわってきます。
もしデンマークの小中学校(Folkeskole: フォルケスコーレ)卒業後、すぐにSOSUヘルパーの学校に行きたい場合は、基礎コースを5カ月追加でいかなければいけません。
卒業時に試験があり、合格することでSOSUヘルパーとなります。
仕事内容は?
私の働いている訪問介護では、SOSUヘルパーは日常生活の援助(着替え、朝の準備、食事の準備、入浴介助など)、服薬介助、掃除や洗濯、移乗介助、リハビリテーションなどが主な仕事です。
資格がなくても介護現場で働ける?
はい、無資格の人も働けます。
無資格の人は、Afløserというバイトのような形で働いている場合が多いのですが、デンマークも介護現場はどこも人手不足。なので無資格でも正社員になれる場合もあります。
私の職場でも無資格のヘルパーとして働いている方がいます。研修を受ければ、お給料は違いますが、SOSUヘルパーとほぼ同様に働けます。
さいごに
デンマークでは現在介護資格はSOSUアシスタントとSOSUヘルパーのみです。
教育内容もデンマーク全体で統一されているので、どの学校で教育をうけても同等の知識が得られます。なので同じ職種であれば学んできた内容も実習期間もほぼ同じです。
私個人としては、基本的な知識が同じだと、仕事上のコミュニケーションが図りやすいかなと思います。
今回はデンマークの介護資格について書いてみました。