こんにちは、りんごです。
デンマークでは雪が少し積もりました。
デンマークは北海道より北に位置するんですが、意外と雪が積もることはまれです。なので交通機関が乱れたり、事故が増えたりと、雪はヒュグリなだけではないデンマークです。
今日はデンマークの介護士の雇用先について書きたいと思います。
日本では民間企業で働いている方が多いですよね。看護師も私立病院・医院で働いている方が多いと思います。でもデンマークでは介護士、看護師は公務員が圧倒的に多いです。
なぜ公務員が多いの?
まずデンマークは公務員として働いている人が多いです。
デンマークは雇用者全体に占める公務員の比率が28%です。(2018年Government at a Glanceより)日本は2.8%なので差は歴然ですよね。
デンマークは基本的に医療福祉が無料です。なので医療福祉を担うのは国の仕事です。個人病院や介護の民間企業もありますが、数は少ないです。なので介護士の働く場所は必然的に公的な施設が多くなります。
どうやって公務員になるの?
日本では公務員になるには試験を受けないといけないですよね。でもデンマークの介護士が公務員になるのに試験はありません。普通に面接があるだけです。
どうやって仕事を見つける?
インターネットで求人情報を探すのが一般的です。
介護士の求人は自治体のホームページにも掲載されているので、そこから応募したり、Jobindexなど仕事探しのサイトからも見つけることができます。
知人からの紹介もデンマークではよくあります。私の職場でも、求人があると、誰か知り合いで働きたい人がいないか?などと連絡がきたりします。
あとはとりあえず働いてみたい場所に履歴書を送ってみる、というのも手です。どこも人手不足なので、募集がなくても、まずはバイトで雇ってもらう、なんてこともあります。
私も初めて老人ホームでバイトをみつけた時は、近くの老人ホームに履歴書を送り、面接に呼んでもらいました。
どうやって応募する?
履歴書とAnsøgning(自己PRのようなもの)を送ります。
デンマークでは自己PRを書くことがとても大事です。なぜその職に応募するのか、自分はその職場でどういうことに貢献できるのか、自分の得意なことなど1ページ以内に書き、履歴書と一緒に送ります。
そしてうまくいけば面接に呼ばれます。面接といっても日本のようにスーツを着ていくとかではなく、普段着でOKです。
公務員と民間企業との違いは?
基本的に待遇はあまり変わりません。
デンマークでは労働組合がとても強く、最低限の保証は民間企業であろうと守られているんです。例えば、有給休暇、病欠、労働時間、お給料などです。
お給料は、民間企業の方が高い場合が多いです。なので昔に比べて民間企業で働く人が増えてきているみたいです。
さいごに
デンマークでは介護士の雇用先は圧倒的に公務員が多く、公務員になるハードルは高くありません。
日本で看護師として働いていた私からしても、休みや労働時間、保証など、とても恵まれていると思います。でも民間企業でも保証がちゃんとあるので、基本的に働きやすい職場が多いことがデンマークのいいところだと思います。
今回は介護士の雇用先について書いてみました。