こんにちは、りんごです。
ヨーロッパは日本に比べて長く休みがとれる国が多いですよね。今回はデンマークの祝日と休暇について書いてみたいと思います。
デンマークの祝日
デンマークはキリスト教の国なので、祝日は基本的にキリスト教に関係あるものばかりです。でも日本に比べてとても少ないです。
日本は年間16日間祝日があるそうです。だいたい毎月1日は祝日がありますよね。
デンマークの2022年の祝日は
以上です。
クリスマスイブは調べてみると祝日扱いになっていなかったのですが、基本は休みです。
結構あるよと思われたかもしれませんが、デンマークの祝日はお正月とクリスマス以外は毎年日にちが変わります。でも曜日は固定なんです。
なので日曜日の祝日は毎年日曜です。ちなみに振替休日という制度もありません。
祝日として平日が休みなのは約10日です。
そして、見ていただくとわかりますが、デンマークでは7月~11月は祝日が一つもありません。
デンマークの休暇
祝日は日本と比べて少ないですが、デンマークは年間6週間の有給休暇があります。
デンマーク人は大体、
- 2月:1週間の冬休み
- 7月~8月頃:3週間の夏休み
- 10月:1週間の秋休み
- 12月:クリスマス~お正月休み
このように6週間の休みをとっています。
デンマーク人は休みをしっかりとる人が多いので、ほとんどの人は有給消化しています。もし有給休暇が残ってしまった場合は、休暇分のお金をもらうことができます。
3週間も続けて休みをとれるなんて日本では考えられないですよね。でもみんな同じだけ休暇をとるので、休みをとりずらい、という雰囲気はありません。
どうして有給消化できるの?
日本では有給休暇は、勤続期間に対して日数で付与されますよね。
デンマークでは、毎月2.08日分の有給休暇分のお給料が、休暇口座(Feriekonto)に支払われています。有給休暇をとる場合は、この休暇口座から休んだ分のお給料を引き出すようになっています。
会社は、有給休暇をとっている間のお給料を払う必要はありません。なので休まれても会社の損失にはならないし、その分のお金で違う人を臨時で雇うこともできるんです。
有給をどれくらいとるかは本人次第で、有給休暇分のお給料は休暇口座(Feriekonto)に入っているので、自分で休みを決め、そこから給料を引き出します。
私は公務員なので、年間5週間の有給休暇は必ずとらないといけないと決まっています。また5月~9月の間に最低2週間続けて休みをとる必要があります。
6週目は、お金でもらうか、休みをとるかを選択することができます。
その他の休み
この他に、
- 7歳以下の子どもがいる人は年間子ども一人当たりに2日の休み
- 18歳以下の子どもが病気で看病が必要な場合は、最高2日まで休み
- 自分が病気の時の休み
があります。
また私の職場では、60歳以上の人はシニアデーとして年間5日の休暇がもらえます。
さいごに
こうやって書いてみると、やっぱりデンマークは休みが多いですよね。
私も始めの頃はこんなに休んでもいいの?!とびっくりしましたが、今はこの長い休みがあるから仕事をがんばれています。
看護師として働いてた頃は、年に1回1週間の休みがとれればいい方だったので、今の環境は恵まれているなと思います。日本も長期の休暇がもう少しとりやすくなれば、仕事のモチベーションももっと上がるんじゃないかと思ったり。
今回は、デンマークの祝日と休暇について書いてみました。